久しぶりの診断。眼の周囲の腫れもすっかり無くなり、パッチリになりました。
白く濁っているが、角膜の表面は非常にきれい。おまけになんと、目の前で 手を振ると反応あり。
久しぶりの診断。眼の周囲の腫れもすっかり無くなり、パッチリになりました。
白く濁っているが、角膜の表面は非常にきれい。おまけになんと、目の前で 手を振ると反応あり。
晴れた日は、馬房の中より草の上で去勢するほうが気持ち良い。ウマも気持ち良い?
もちろんそれ以外に、草の上は馬房より意外と清潔というメリットもある。
キシラジン、ケタミンで倒馬。
当クリニックでは5.6年前からStone社のHenderson式鉗子を採用。
ドリルに鉗子を装着し、ねじ切るだけ。手術は短時間。出血もほとんど無し。
今回は起立でちょっと苦労。でも術後は一回も診察することなく、very good!
競馬でのどがけっこう鳴るというウマ。安静時の内視鏡検査では左側の披裂軟骨の開きが若干悪いだけ。
無線式の内視鏡を装着したところ。
走行中はハロン20-20位でも披裂軟骨は内側に内転し、声帯が気道を塞いでいた。
Tie Backと併せて、声帯を除去した。
角膜潰瘍のウマ その後
約2週間、点眼キットで治療をしていたが良化しないので、結膜フラップをすることにした。結膜フラップは血流のない角膜を結膜で覆うことで、そこからの栄養を角膜にあたえて治癒を促進させる。
今回は結膜全周を剥がし、覆うことにした。
ACell Vetがあったので、だめ押しで結膜下に挿入。ACellは豚の膀胱を使った再生医療の膜。事故で無くなった指先を再生することで有名になった製品。米軍もこれを使って、兵士の手や足の再生の研究をしている。
犬の眼用なので、ウマにはちょっと小さい。
結膜を剥がしている最中。全周を剥がすのは、結構時間がかかる。
ちょとえぐい?このまま3週間がまん。
3週間後に結膜フラップを除去。それから2週間後。ACellのお陰か、結構表面はきれいに。なんとか摘出しないで済んだ。残念ながら、視力は回復しない。