競馬でのどがけっこう鳴るというウマ。安静時の内視鏡検査では左側の披裂軟骨の開きが若干悪いだけ。
とてものどが鳴るような感じではない。
手術の依頼馬だったので、無線式の内視鏡(dynamic endoscopy)を使って調教中ののどの開き具合を検査することにした。
無線式の内視鏡を装着したところ。
走行中はハロン20-20位でも披裂軟骨は内側に内転し、声帯が気道を塞いでいた。
Tie Backと併せて、声帯を除去した。
![vlcsnap-2012-11-10-23h19m15s85.jpg](https://i1.wp.com/www.horseclinic.jp/wp-content/uploads/2012/11/vlcsnap-2012-11-10-23h19m15s85.jpg?resize=450%2C600)
左の披裂軟骨が内転し、声帯も大きく内転しているのが分かる。
多分競馬の時はもっと気道を塞いでいるだろう。