腕関節(ヒザ)や球節の剥離骨折による骨片を直径4ミリの関節用内視鏡を関節内に挿入し、モニターを見ながら摘出する手術です。従来行われていた関節切開による手術にくらべ、関節内をすべて拡大し観察するころができるため、細かい骨片や関節切開では取れなかった部位の摘出やレントゲンでは分からない軟骨の損傷の程度を把握することが可能です。
競走馬では関節内の骨片を放置しておくと骨膜炎による関節炎で、明らかな競走能力の低下や、ごつごつした歩様となります。骨折直後に手術をすれば、周囲の軟骨の二次的損傷を防ぐことが出来ます。特に腕節では下の段の関節は骨折が小さくても注意が必要です。
剥離骨折を摘出せずにショックウェーブ(SWT)をすることを時々聞きますが、SWTの治療の原則からはずれています。SWTは骨片摘出後の関節炎の治療には適用があります。まず最初に摘出手術を実施しなければいけません。
乗馬では球節の剥離骨折をそのままにしておくと関節炎による疼痛で関節の動きが悪くなってきます。
