外傷にドレーンを付ける

大きな外傷や血腫にはドレーンを装着すると腫れが早く消失する。
昔は排液する穴にガーゼを良く入れたが、ガーゼが栓の役目をしてかえって液が溜まってなかなか治らない。『抜き通し』なんていうガーゼを2箇所の穴から通して外で結ぶなんてことも大昔はやっていた。今でも???
滲出液はドレーンを入れる事で、常に排出されて溜まらないので早く治る。     特に腱鞘の外傷の縫合には絶対にドレーンを装着しないと縫合部は腱鞘液で過度に湿潤して、うまく癒着しない。


SANYO DIGITAL CAMERAこんな絶望的な外傷は縫合しても、絶対に滲出液がたまって縫ったところはくっ付かない。絶対ドレーンを装着。

SANYO DIGITAL CAMERAこんな感じに入れると、この周辺はうまくくっついてくれる。

P1150462ちっちゃい傷にもドレーンを入れると安心?

P1150463ドレーン好きなので入れちゃいます。

IMG_2496臀部の血腫には絶対必要。

IMG_2371前腕の汚染していない外傷も大きく縫合する時にはドレーンがあれば安心。
IMG_2377素晴らしい!この上から包帯をすれば完璧。
DSC04130今日は日テレのヘリが来ていた。左は茨城県の防災ヘリ。
DSC04138川をまたいでいる上の方の道路はもうすぐ完成する圏央道。これが完成すると、つくばから関越につながる。早く作ってくれ!
DSC04142今日のフライトは台風一過。雲の下に虹を発見。