ウマの第1指骨、第2指骨の粉砕骨折は、救うことができないため安楽死の対象になっていました。
手術は不可能で、例えギプスをしても、骨が変形して曲がってしまったり反対の足が蹄葉炎になっていました。
当クリニックでは2012年日本で最初にウマの創外固定手術に成功し、2017年までに粉砕骨折の5頭の救命をしてきました。
障害を飛んだ乗馬。右前足が粉々になってしまいました。
2本のピンを骨折した部位より上の骨に挿入。
ピンとギプスを連結固定し体重はピンとギプスだけにかかるようにする。
術後、すぐに自分の足で歩けるようになり、蹄葉炎の心配も無い。
ピンとギプスを連結して、体重を浮かしている。これは別の症例。
3ヶ月で骨はかなりくっついた。
6ヶ月でバラバラだった骨はくっついて、無事に歩けるようになるまで回復。