陰睾のウマ

レースで止まってしまう事がある3歳の牡馬。調教師より去勢の依頼があった。
年に何回か睾丸が外から見えない陰睾の去勢を頼まれる。ほとんどは内股を慎重に触診すると大体は鼠径部の奥に小さな睾丸を触る事が出来る。今回は残念?ながらそこにはなかった。
手術当日キシラジン200mgで鎮静し直検をする。右側の鼠径輪周囲に何か小さな睾丸?触知。こりゃ腹腔内確実でしょ。

DSC02739鼠径部を切開。内部を探ると副睾丸らしきものを発見。

DSC02745 総鞘膜と思われる膜を切開すると中から副睾丸のTail出現。これさえあれば後は睾丸を引っ張りだすだけ?

DSC02748

睾丸につながる靭帯をいくら引っ張っても、深鼠径輪にひっかかって腹腔内にある睾丸は出て来ない。何しろ穴より睾丸の方が大きい。引っぱりすぎて靭帯が切れると潜伏睾丸が行方不明に。

DSC02755

 深鼠径輪を切って広げると縫合が面倒なので、指をつっこんだり、引っ張ったりといろいろやっているうちに、やっと睾丸さまの登場。

DSC02757これで全部。あとは切るだけ。

DSC02767反対側の睾丸と比較すると結構小さい。でもホルモンはしっかり出るぞ。潜伏睾丸は挫滅、結紮して切除。対側はヘンダーソンで摘出。
疲れるね。陰睾。

IMG_2374つくば市で最近歩道橋にかかっている意味不明のスローガンのひとつ。『つくばホンモノ』
奥が本物のタイルの歩道。手前はタイルが破損したのでアスファルト舗装してタイルに似せて塗装。タイルからアスファルトへ!さすが、つくばホンモノ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です