ヘイゾウ号は昨年の10月、調教後小腸が陰嚢に入り込む陰嚢ヘルニアを発症。緊急オペをした。
左手でつかんでいるのが回腸。押し込んでも入らないので、腹腔に手を入れて中から
引っ張ったが鼠径輪が小さく入らない。なんとか鼠径輪をメスでひろげて腹腔内に
引っ張り入れたが・・・・・。
回腸は結構色が変わっていたので、切除することにした。壊死した部分は絨毛がとろけていた。その後、無事に大井競馬場に帰厩し3走目の4月21日のレースで1着になった。北海道では開腹手術の症例が多いが、内地で腸管を切除した馬が優勝したのは多分初。ヤッター!!
おめでとう 競馬場の近くでこの様な手術ができるなんてすばらしいことです。私もかつて同じような手術をして失敗したことがあります。昔と今とでは技術的に歴然とした差はありますが、成功させようとする前向きな気持ちが大事です。頑張って下さい。山形から応援しています。