競走馬の腕節はほとんど同じところが骨折する。骨折する場所が決まっているということです。従って触診もそこだけをさわればOK。それを理解していない獣医師もいる。みていると、ひざのあっちこっちをあてもなく触っている。そんなあなた!レベルが分かるので気をつけましょう。普段の触診は3箇所だけ。
さて今回の骨折は第3手根骨の外側、中間手根骨の遠位内側が骨折していた。
普通、手根間関節の構成骨は内側が骨折する。外側は珍しい。
橈骨遠位端の外側をねらった写真に通常は骨折しない第3手根骨の外側の骨折が写っている。中間手根骨の遠位外側も折れている。
スカイビュー写真。矢印が第3手根骨の外側の骨折部位。真ん中から右の骨が第4手根骨。
第3手根骨の関節鏡手術は通常外側からスコープを入れるが、今回は内側から入れた。なんか変な感じです。外側から入れたロンジャーで無事に骨片を全て取ることができた。(この写真は別症例)
近所にこんなに大量のマキがあった。宝の山。家の周りがまきだらけになってしまった。。